訪問マッサージって保険が効くの?じゃあ私もお願い!

と言う人がいらっしゃったとします。

マッサージは「マッサージ療養費」と言う医療保険となります。

保険が適用されますからその人の保険証の負担割合(3割・2割・1割)に応じて負担金をお支払いただければ保険対応可能です。

ただし、条件があります。

まず定期的に受診している最寄りの医院に受診していただき

「○○が痛くて先生にお薬頂いて治療していただきましたがなかなか良くならないのでマッサージで治療したいのです。先生が同意してくだされば保険が効くとききましたので書類を書いていただけますか?」とお願いしてください。

先生が「いいですよ。では書類はここにはないので、治療して頂く予定のマッサージ師から書類をもらって持ってきてください。」と快諾していただけたら保険適応となります。

適応するには更に条件があります。

往診については自分で移動できない人だけが保険適応になります。(往診部分も保険が効くんです。寝たきりの患者様のためにです)

マッサージは単なる疲労や慰安のための施術については保険適応外です。

例えば

  • 坐骨神経痛がよくならないんです。
  • 寝たきりで体が硬くなって衣服の脱ぎ着も大変になってしまいました。
  • おむつ交換が出来ないほど関節が固くなってしまいました。
  • 膝が曲がったままで痛くて歩けないんです。
  • 首を痛めてしまい、仕事に行けないんです。

他にもいろんな病気の方に適応されます。

さて、書類を医院で書いていただくと、書類代がかかります。

マッサージを保険で利用するための書類なので、当然保険適応でお支払となります。

点数は100点ですので、1割負担の方は100円、3割負担の方は300円です。

ですが、ドクターが管理料と言う部類のものを算定している場合は保険点数の加算があってもう少し増えることもあります。

ですが、1割負担の方であれば500円もしないはずです。

しかし、ドクターが保険適応であることを知らないことが時々ありまして、いわゆる保険会社に提出する診断書などと同等に自費で請求されることが極稀にあります。

ですのでもし自費で請求されたらきちんと主張して保険適応にしていただきましょう。

そしてマッサージの同意書は有効期限は3ヶ月です。

3ヶ月毎にドクターに継続してよいか再同意と言うものをいただかなければなりません。(同じ書類をいただくことが多いです)

ですので定期的に診ていただいている医院でないと継続が難しくなります。そのあたりもぜひ覚えておいてください。