鍼灸マッサージ師とは3つの国家資格からなりたってます。
はり師
きゅう師
あん摩マッサージ指圧師
の3つです。
日本で発達した日本の鍼と灸の技術を勉強します。現在の中国や韓国のそれとは全く違います。
あん摩と指圧も日本で発達したものですし、マッサージはスウェーデンが発祥の地ですが今では様々な技術が派生しています。
養成専門機関に入学して規定の勉強や実技を行い、各学校の基準をクリアすると初めて国家試験の受験資格が与えられます。
専門学校が多いですけど3年間通学しています。
大学もありますがあん摩マッサージ指圧師の大学はまだ聞いたことがなく
鍼灸大学のみとなります。
よく間違えられるのが「整体師」「柔道整復師(柔整師)」との混同です。
「整体師」は民間資格ですので国家資格とは違います。
認定機関があって所定の勉強や実技を行って卒業するようですね。
国の試験を受けることはないのでレベルの差はかなりあるようです。
でもとても上手な人もいますね。
技能が物を言う職種ですので皆さん様々です。
ちなみにアメリカでは整体に似た「カイロプラクティック」がありますが
これは大学で勉強しますし、とてもむずかしいと聞いています。
もう一つ「柔道整復師」は柔道から派生した接骨術で昔は骨折したら「接骨院(ほねつぎ)」で
治したものです。
私も接骨院で骨折を治しました。
今では整形外科が充実しているのでそのようなことはなくなったようですね。
日本の伝統なので是非術は残してほしいと思います。
鍼灸マッサージは目の悪い人たちの職業として養護学校に養成機関もあります。
ですので、長い間国の方針として目の見える人たちの入学を厳しく人数制限していました。
平成のはじめに、新規開設した学校法人が認可が降りなかったので
国と裁判したのです。その時勝訴したのをきっかけに
養成機関が爆発的に増えました。
しかし、目の悪い人たちの職業でもありますので、あん摩マッサージ指圧師の養成機関はほとんど増えていないようです。
そのために、民間資格の「整体師」が増えたという理由もあると思うのです。
できることなら整体師も国家資格にして、そのかわり皆さんにしっかり勉強していただき、
全国のレベルアップを図ったほうがいいと私は思っています。
目の悪い人たちは国が政策で擁護したり雇用保険で対策し働ける環境を維持してほしいと
そう思っています。